看護学校はほとんどの人が卒業後に看護師として働く専門性の高い学校です。
そんな看護学校の授業は、低学年で高校でも学んだ生物や物理、英語など基礎を学び、高学年になると看護師として専門的な授業が多くなります。
特に、看護演習の授業が多く、学生同士で注射をしたり、何度も看護ケアに対して演習を行います。
その看護演習をある程度終えると看護実習が始まりました。
看護実習は、看護学校の附属病院で行なったり、地域にある病院や施設で行なったりと色んな場所でさせて頂きます。
この看護実習は、長い期間行い、長い時では半年以上看護実習をしている時期もあります。
看護には、様々な領域があり、急性期、慢性期、母性、精神科、小児科などと細かく分類分けされています。
なので、色んな病棟になって幅広い分野を学習します。
この時期は、看護実習記録に追われ朝まで看護実習記録に取りかかっていることも珍しくなく、眠れない日々が続く人も多いです。
私の場合は、学校の図書館が24時間利用可能であったため、期間中は家よりも図書館で過ごす時間の方が長かったくらいでした。
大変な思いをするため、看護実習グループのメンバーとは仲良くなることが多くその1クールが終わる度に打ち上げに行ってるほどでした。
看護学校生活は、4年制の看護大学であるか3年制の看護専門学校であるかで大きく異なります。
看護大学の場合授業日程も厳しくなく、他の学科の学生も多くサークル活動、バイトなど色んなことを楽しみながら学生生活を過ごせます。
一方看護専門学校の場合は、3年で全てを学ばないといけないため、日程が厳しくなっており学校の学習でいっぱいいっぱいになっている方が多いです。
看護職は、女性の割合が圧倒的に多く、看護学校時代も同じく女性の割合が多いです。
実習では、グループに男性が1人しかいないことは珍しくなく肩身の狭い思いをしますが、最初だけで男女の間隔がなくなり、男性として見られなくなることも少なくありませんでした。
実習など大変な思いをした学校生活であるため、その時代の友人とは看護師になった今でも会うことが多く大切な存在になっています。
現在看護師として働いていますが、今よりも看護学校時代の方が看護実習記録に追われて過ごしていたので、あのとき逃げ出さないで頑張ったからこそ今があるんだなと実感しています。