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患者だった頃には想像もしていなかった大変さがある事を知りました。


市立病院の看護師の仕事を経験して、自分が患者だった頃には想像もしていなかった大変さがあるのだという事を知りました。


仕事内容としてはまず出勤したらそれまでの申し送りを受けます。

病棟患者さんの様子を見に行き、血圧測定や採血を行います。

点滴をしている患者さんには点滴の残りを確認したりカテーテルを付けている患者さんの尿を交換したりします。


その時患者さんと話した内容なども含め、それらを全て記録として残し、就業時間まで目の回る忙しさで夜勤もあるため、生活リズムが掴めず体が慣れるまでかなり時間がかかりました。


次の看護師に申し送りをして一度区切りはつくのですが、帰って寝付けなかったりとしばらく寝不足の日々が続きました。


やりがいとしては、入院患者さんばかりでしたので退院される時にご本人や家族の方からありがとうと言ってもらえたり、新人の頃は自分のミスで患者さんにご迷惑をおかけしたのにも関わらず、優しい言葉をかけて下さる方がいて頑張ろうと思えました。


看護師長さんに認めてもらえた時もやりがいを感じられる瞬間です。

それから年収が高いというのもモチベーション維持に繋がりました。


この仕事をして学んだ事も良かったこともたくさんありますが、やはり割りきらないと続けられない部分もあって、年収が高い事で自分を納得させている部分もありました。


それでも辞めたいと思う時はどんな時かと言いうと一番は人間関係です。

女性の多い職場という事もあり、病棟によっては看護師同士のいざこざが絶えない所もありました。


医師も看護師に対して敬意を払ってくれる方と、雑用扱いな方と差が激しいです。

逆に看護師長がそういう問題に積極的に力を入れ、医師に意見をしっかり言えたり看護師達同士での交流の場を設けて下さっているところではそういった悩みもあまりなく働きやすい環境の時もありました。


後はその病院の患者さんの病状が重く深刻である場合、死に直面して自分の無力さを思い知る時に辞めたいなと感じることがありました。


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