看護学校を受験する場合、学科試験をクリアしなければなりません。
看護学校の受験の勉強方法のポイントは、大きく分けて2つであると言えます。
看護学校の受験の勉強方法のポイント1
1つ目は、基礎を固めることです。
看護専門学校の受験では、ごく基本的なことが問われるので、特別な教材は必要ありません
進学校であれば、学校で使用している問題集や教科書の問題を完璧に解けるようにすることが重要です。
もし、社会人や高校卒業認定などで高校に通われていない場合、また就職者が多く受験科目すべてを学ばない高校に通っている場合は、基礎レベルを学べる教材を自分で準備し、その1冊を徹底的に行うとよいでしょう。
1回解いたからと言って、新しい問題集を購入し、教材を増やしていくことは避けましょう。
なぜなら、そのような勉強方法では力がつかないからです。
その理由を具体的に説明しましょう。
1冊目の教材は8割程度解けたとしても、逆を言えば、2割解けていないのです。
そしてそのまま新しい教材を買ったとしましょう。
その教材も、1冊目でできないままの2割の分野を間違えてしまいます。
これでは身についていない分野が身につかないまま、勉強時間だけ増えてしまいます。
それで、基礎レベル問題集を1冊に絞り、徹底的に行うことはとても重要です。
この点がほぼ完了したら二つ目に進みましょう。
看護学校の受験の勉強方法のポイント2
2つ目は、いよいよ過去問です。
過去の試験問題は看護学校のホームページなどでPDF形式で公開されていることが多いのでダウンロードしましょう。
もし公開されていない場合は看護学校に問い合わせてみましょう。
過去問は始めるギリギリではなく十分余裕をもって準備しましょう。
なぜなら、看護専門学校は学校によって入試問題は様々だからです。
それで、解かないまでも全体を概観し過去問の傾向を見極めましょう。
例えば、医療単語がよく出ているか、長文があるならその内容は医療関係がメインか、どんな種類の問題があるか、自分の受けたい看護学校の入試問題傾向を早い段階で知っておきましょう。
それを頭に入れつつ基礎固め問題集を解いていくのも重要なことです。
過去問を解き始めるとき次のことを意識しましょう。それは本番です。
問題全体を概観し、時間配分を考えます。
本番最後の5分は焦りますし、見直しの時間としてください。
時間になったら終了し、1度採点をして、自分の今の実力を認識してから解きなおしをしましょう。
解きなおしはすぐに解答解説を見てはいけません。
辞書や、基礎レベル問題集を読み直し自分の力で解きなおします。
そして間違えてしまった分野の基礎レベル問題集も解きなおしましょう。
知らなかった単語は単語ノートを作り定期的に覚えなおしましょう。
このとき、医療系単語とそうでない単語を分けておくのもよいでしょう。
過去問は1度やって終わりではありません。
その出来を見て一喜一憂しないでください。
できなかったところに印をつけ、解けるようになるまで行い、最終的には時間通りに解いて満点取れるまで繰り返します。
たとえ正しく答えられていても、なぜその答えにしたのか答えられなければいけません。
このように行えば、予備校に絶対通わなければ受験できないということではありません。
しかし、予備校の利点は地元の看護学校の情報を得やすいこと沢山ありますので、気になる予備校に問い合わせて、一人で勉強するのとどんな違いがあるのか聞いてみるとよいでしょう。